問題
60 歳の男性 A、俳人。物忘れが最近増えてきたことを心配した同 居の息子 B に連れられ、精神科クリニックを受診した。黙っている A に代わって話をした B によると、A は、半年前から膝が上がらなくな り、徐々に歩幅が小さくなった。今では、脚が左右に開き気味で、歩行 が不安定である。また、 3 か月ほど前からトイレに行く頻度が増え、近 頃は、間に合わずに尿を漏らすこともある。日中は、ぼんやりしている ことが多く、楽しみにしていた地域の句会にもしばらく参加していな い。一方で、夜間はよく眠れており、食欲も以前と変わらず、奇異な訴 えもない。
A に考えられる病態として、最も適切なものを 1 つ選べ。
1 正常圧水頭症
2 老年期うつ病
3 前頭側頭型認知症
4 Lewy 小体型認知症
5 Alzheimer 型認知症
答え
1
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