第5回公認心理師試験 問148

問題

20 歳の男性 A、大学工学部の 2 年生。A からの申出はないが、A の家族 B より、実験のあった日の A の疲労が激しいため、サポーター をつけてほしいと、学生相談室のカウンセラー C に相談があり、C は A 及び B と 3 者面談を行った。A は、小学校高学年時に児童精神科を 受診し、発達障害の診断を受けた。以後、高校までは、授業中の課題や 宿題について代替措置を講じてもらうなどの配慮を受けてきた。大学で は、実験の際、指示の理解に時間がかかり、また手先が不器用で器具の 扱いがスムーズにできないことで、教員にしばしば注意されている。授 業時間が終わっても、居残りで実験をすることが多い。
 合理的配慮について、C の B への対応として、最も適切なものを 1 つ選べ。

1 支援方法は A と C の合意によって決められると説明する。

2 A の精神障害者保健福祉手帳の取得が必須であると説明する。

3 合理的配慮を受けるには心理検査の結果が必要であることを説明す る。

4 A が、授業を担当する教員に配慮内容について直接交渉する必要が あると説明する。

5 C は、A の意思を尊重しながら大学の学生支援の担当者に伝え、支援 を依頼できると説明する。

答え

5

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