第5回公認心理師試験 問69

問題

問69  4 歳の男児 A。A の養育は精神障害のある母親 B が行っていた。1 歳 6 か月時の乳幼児健診では、発語がなく、低体重で、臀(でん)部がただれていた。母子で自宅に閉じこもり、B が不調のときは、A は菓子を食べて過ごした。ある時、A に高熱が続くため、小児科を受診したところ、感染症が疑われた。一方、う歯(虫歯)が多数あり、発語も乏しく低栄養状態もみられたため、児童相談所に通告された。A の一時保護が医療機関に委託され、A は入院加療となった。A の入院中に B の精神症状が増悪したために、A は、退院後に児童養護施設に入所することになった。

 入所初期の A への支援方針として、最も適切なものを 1 つ選べ。

1 リービングケアを開始する。

2 発語を促すために、言語聴覚療法を開始する。

3 A のプレイセラピーを通して、トラウマ体験の表現を促す。

4 歯磨きや整髪、衣類の着脱などの身辺自立を優先して訓練する。

5 食事や就寝、入浴など、日課の一貫性が保たれるように工夫する。

答え

5

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