第3回公認心理師試験

第3回公認心理師試験 問66

13 歳の男子 A、中学&年生。A の学校でのテストの成績は中程度 よりもやや上に位置している。試験に対しては出題される範囲をあらか じめ学習し、試験に臨む姿もよくみられる。しかし、その試験を乗り切 ることだけを考え、試験が終わると全てを忘れてしまう質の低い学習を しているように見受けられる。勉強に対しても、ただ苦痛で面白くない と述べる場面が目につき、学習した内容が知識として定着していない様 子も観察される。 現在の A の状況の説明として、最も適切なものを 1 つ選べ。


第3回公認心理師試験 問67

21 歳の男性 A。A は実母 B と二人暮らしであった。ひきこもりが ちの無職生活を送っていたが、インターネットで知り合った人物から覚 醒剤を購入し、使用したことが発覚して有罪判決となった。初犯であ り、B が A を支える旨を陳述したことから保護観察付執行猶予となっ た。 保護観察官が A に対して行う処遇の在り方として、最も適切なもの を 1 つ選べ。


第3回公認心理師試験 問68

32 歳の女性 A、会社員。A は、感情の不安定さを主訴に社内の心 理相談室に来室し、公認心理師 B が面接した。職場で良好な適応状況 にあったが、2 か月前から動悸をしばしば伴うようになった。その後、 異動してきた上司への苛立ちを強く自覚するようになり、ふとしたこと で涙が出たり、これまで良好な関係であった同僚とも衝突することが あった。最近では、緊張して発汗することがあり、不安を自覚するよう になった。 B が優先的に行うべき A への対応として、最も適切なものを 1 つ選 べ。


第3回公認心理師試験 問69

16 歳の女子 A、高校&年生。A は、食欲不振、るい痩のため&週 間前から入院中である。高校に入学し、陸上部に入部した後から食事摂 取量を減らすようになった。さらに、毎朝 6 時から走り込みを始めたと ころ、4 か月前から月経がなくなり、1 か月前から倦怠感を強く自覚す るようになった。入院後も食事摂取量は少なく、「太ると良い記録が出 せない」と食事を摂ることへの不安を訴える。中学校までは適応上の問 題は特になく、学業成績も良好であった。自己誘発嘔吐や下剤の乱用は ない。身長は 159 cm、体重は 30 kg、BMI は 11.9 である。 公認心理師の A への支援として、不適切なものを 1 つ選べ。


第3回公認心理師試験 問70

72 歳の男性 A。A は、高血圧症で通院している病院の担当医に物 忘れが心配であると相談した。担当医の依頼で公認心理師 B が対応し た。A は、1 年前より徐々に言いたいことがうまく言葉に出せず、物 の名前が出てこなくなった。しかし、日常生活に問題はなく、趣味の家 庭菜園を楽しみ、町内会長の役割をこなしている。面接時、軽度の語健 忘はみられるが、MMSE は 27 点であった。&か月前の脳ドックで、頭 部 MRI 検査を受け、軽度の脳萎縮を指摘されたという。 B の A への助言として、不適切なものを 1 つ選べ。


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