第3回公認心理師試験

第3回公認心理師試験 問152

16 歳の男子 A、高校1年生。A は、スクールカウンセラー B の いる相談室に来室した。最初に「ここで話したことは、先生には伝わら ないですか」と確認した上で話し出した。「小さいときからズボンを履く のが嫌だった」「今も、男子トイレや男子更衣室を使うのが苦痛でたまら ない」「こんな自分は生まれてこなければよかった、いっそのこと死にた い」「親には心配をかけたくないので話していないが、自分のことを分 かってほしい」と言う。 B の A への初期の対応として、適切なものを2つ選べ。


第3回公認心理師試験 問153

14 歳の男子 A、中学2年生。A について担任教師 B がスクール カウンセラーである公認心理師 C に相談した。B によれば、A は小学 校から自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害ASDの診断を 受けているとの引継ぎがあり、通級指導も受けている。最近、授業中に A が同じ質問をしつこく何度も繰り返すことや、寝ている A を起こそ うとしたクラスメイトに殴りかかることが数回あり、B はこのままでは A がいじめの標的になるのではないか、と危惧している。 C の対応として適切なものを2つ選べ。


第3回公認心理師試験 問154

中学校の担任教師 A。A は、同じ部活動の女子中学生3名につい て、スクールカウンセラー B に、次のように相談した。3名は、1か 月ほど前から教室に入ることができずに会議室で勉強しており、A が 学習指導をしながら話を聞いていた。先日、生徒たちの表情も良いた め、教室に入ることを提案すると、3名は「教室は難しいが、放課後の 部活動なら見学したい」と言った。早速、A が学年教師の会議で報告し たところ、他の教師から「授業に参加できない生徒が部活動を見学する のは問題があるのではないか」との意見が出された。 この場合の B の対応として、適切なものを2つ選べ。


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