第3回公認心理師試験

第3回公認心理師試験 問147

12 歳の女児 A、小学6年生。A は、7月初旬から休み始め、10 月に入っても登校しなかったが、10 月初旬の運動会が終わった翌週か ら週に一度ほど午前 10 時頃に一人で登校し、夕方まで保健室で過ごし ている。担任教師は、A と話をしたり、保護者と連絡を取ったりしな がら、A の欠席の原因を考えているが、A の欠席の原因は分からない という。スクールカウンセラー B が A と保健室で面接した。A は「教 室には絶対に行きたくない」と言っている。 B の A への対応として、不適切なものを1つ選べ。


第3回公認心理師試験 問148

A 社は、新規に参入した建設業である。最近、高所作業中に作業 器具を落下させる事例が立て続けに発生し、地上で作業する従業員が負 傷する事故が相次いだ。そのため、事故防止のための委員会を立ち上げ ることになり、公認心理師が委員として選ばれた。委員会では、行政が 推奨する落下物による事故防止マニュアルが用いられている。 事故防止の仕組みや制度の提案として、不適切なものを1つ選べ。


第3回公認心理師試験 問149

17 歳の女子 A、高校2年生。A は、自傷行為を主訴に公認心理師 B のもとを訪れ、カウンセリングが開始された。一度 A の自傷は収束 したが、受験期になると再発した。A は B に「また自傷を始めたから失 望しているんでしょう。カウンセリングを辞めたいって思ってるんで しょう」と言うことが増えた。B は A の自傷の再発に動揺していたが、 その都度「そんなことないですよ」と笑顔で答え続けた。ある日、A は ひどく自傷した腕を B に見せて「カウンセリングを辞める。そう望んで いるんでしょう」と怒鳴った。 この後の B の対応として、最も適切なものを1つ選べ。


第3回公認心理師試験 問150

問150 9歳の男児 A、小学&年生。A は、注意欠如多動症/注意欠如多 動性障害AD/HDと診断され、服薬している。A は、待つことが苦手 で順番を守れない。課題が終わった順に担任教師 B に採点をしてもら う際、A は列に並ばず横から入ってしまった。B やクラスメイトから注 意されると「どうせ俺なんて」と言ってふさぎ込んだり、かんしゃくを起 こしたりするようになった。B は何回も A を指導したが一向に改善せ ず、対応に困り、公認心理師であるスクールカウンセラー C に相談し た。 C が B にまず伝えることとして、最も適切なものを1つ選べ。


第3回公認心理師試験 問151

50 歳の女性 A、看護師。A は看護師長として、職場では部署をま とめ、後進を育てることが期待されている。これまで理想の看護を追求 してきたが、最近は心身ともに疲弊し、仕事が流れ作業のように思えて ならない。一方、同居する義母の介護が始まり、介護と仕事の両立にも 悩んでいる。義母やその長男である夫から、介護は嫁の務めと決めつけ られていることが A の悩みを深め、仕事の疲れも影響するためか、家 庭ではつい不機嫌になり、家族に強く当たることが増えている。 A の事例を説明する概念として、不適切なものを1つ選べ。


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