公認心理師勉強ブログ
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第3回公認心理師試験
第3回公認心理師試験 問137
30 歳の男性 A、会社員。独身で一人暮らしである。A は、職場で の不適応感を訴えて精神科を受診した。幼少期から心配性と言われてき たが、ここ半年ほどでその傾向が一層強まってきた。仕事で失敗した り、失業したりするのではないか、重大な病気にかかっているのではな いかなど気になって仕方がない。自分でも心配しすぎだと分かってはい るが、いらいらし、仕事にも集中できず、疲労がつのる。寝つきも悪 く、しばしば早朝に覚醒してしまうこともある。 医師から A の状態をアセスメントするよう依頼された公認心理師が、 A に実施するテストバッテリーに含めるものとして、最も適切なものを 1 つ選べ。
第3回公認心理師試験 問138
37 歳の男性 A、会社員。A は、大学卒業後、製造業に就職し、約 10 年従事したエンジニア部門から 1 年前に管理部門に異動となった。 元来、完璧主義で、慣れない仕事への戸惑いを抱えながら仕事を始め た。しかし、8 か月前から次第に仕事がたまるようになり、倦怠感が強 まり、欠勤も増えた。その後、6 か月前に抑うつ気分と気力の低下を主 訴に精神科を受診し、うつ病と診断された。そして、抗うつ薬による薬 物療法の開始と同時に休職となった。しかし、主治医による外来治療を 6 か月間受けたが、抑うつ症状が遷延している。院内の公認心理師に、 主治医から A の心理的支援が依頼された。 このときの A への対応として、最も優先されるべきものを 1 つ選べ。
第3回公認心理師試験 問139
87 歳の女性 A。A は、軽度の Alzheimer 型認知症であり、日常 生活において全面的に介助が必要である。特別養護老人ホームのショー トステイ利用中に、介護士 B から虐待を受けているとの通報が、同僚 から上司に寄せられた。施設の担当者が A に確認したところ、B に太 ももを平手で叩かれながら乱暴にオムツを替えられ、荒々しい言葉をか けられたとのことであった。A は、夫と死別後、息子夫婦と同居した が、家族とは別の小屋のような建物で一人離れて生活させられていた。 食事は、家族が気が向いたときに残り物を食べさせられ、食べ残すと強 く叱られたことも、今回の調査で判明した。 A が B と家族の双方から受けている共通の虐待として、最も適切な ものを 1 つ選べ。
第3回公認心理師試験 問140
75 歳の男性 A。A の物忘れを心配した妻の勧めで、A は医療機関 を受診し、公認心理師 B がインテーク面接を担当した。B から「今日は 何日ですか」と聞かれると、「この年になったら日にちなんか気にしない からね」と A は答えた。さらに、B から「物忘れはしますか」と聞かれる と、「多少しますが、別に困っていません。メモをしますから大丈夫で す」と A は答えた。 A に認められる症状として、最も適切なものを 1 つ選べ。
第3回公認心理師試験 問141
16 歳の男子 A、高校1年生。A は、友達と一緒に原動機付自転車 の無免許運転をしていたところを逮捕され、これを契機に、教師に勧め られ、スクールカウンセラー B のもとを訪れた。A には非行前歴はな く、無免許運転についてしきりに「友達に誘われたからやった」「みんな やっている」「誰にも迷惑をかけていない」などと言い訳をした。B は、 A の非行性は進んでいるものではなく、善悪の区別もついているが、 口実を見つけることで非行への抵抗を弱くしていると理解した。 B が A の非行を理解するのに適合する非行理論として、最も適切な ものを1つ選べ。
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